触れぬ世界

本日は11月の最終日。
あ。
日が変わって12月に・・・・（涙）

一年を通して31日まで無い月は2、4、6、9、11月。

西向くサムライ
【に（2）、し（4）、む（6）、く（9）、さむらい（十一を立てに繋げると士）】

と教わった。

そして今日は「鏡の日」でもあるらしい。
正式な鏡の日は11月11日。
左右対称である事から全日本鏡連合会が制定しました。

世界最古の鏡はご存知の

「水」

波が立たない水面は良い鏡になったそうです。

古くから鏡、もしくはそれになぞらえた話は多く存在しますね。
日本ならば

「鏡花水月」

はかない幻。
目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。
鏡に映った美しい花と水に映った美しい月の意。

「ギリシャ神話のナルキッソス」

水面に映る自分の姿に見とれて過ぎて、動けなくなりやせ細って死んだ。
ナルキッソスが死んだあとそこには水仙の花が咲いていた。
そこから水仙を欧米ではナルシスと呼ぶ。

「イソップ童話での犬と肉」

肉を銜えたイヌが橋を渡っていた。
下を見ると見知らぬ犬が肉を銜えてこちらを見ている。
肉が欲しくなった犬は吠えて驚かそうとしたら、自分の肉を落としてしまった。
見知らぬ犬は水面に映った自分の姿だった。

「比較認知科学での、自己鏡映像認知」

鏡に映った自己像を認識できるのは、ヒトと大型類人猿のみ。
人類も2歳前後にならないと、自己鏡映像認知は出来ないそうです。
ヒトも自己を認識する能力は生まれ持つものではなく、生後発達するものみたいですね。

鏡を日常生活で探すと様々な所に使われています。
何の気なしに使っている鏡。
たまには磨いてあげても良いかもしれません。